
『古畑任三郎』がNetflixで再注目。配信開始の話題と、SMAPなどFODの欠番回、木村拓哉・津川雅彦回の魅力/当初は田村正和さんではなかった?まで解説イラスト
Netflixで『古畑任三郎』の配信が始まります
田村正和さんが警部補・古畑任三郎を演じた名作ドラマ『古畑任三郎』が、Netflixで6月1日から配信開始になることが話題になっています。報道では、Netflix上で「1994年」の『警部補・古畑任三郎』が6月1日配信開始として表示されていることが紹介されており、まずは第1シーズンから見られる形になるとみられます。現時点では、どこまでのシーズンやスペシャルが並ぶかはまだはっきりしていませんが、少なくともNetflixで古畑に触れやすくなるのは大きなニュースです。
いま古畑をあらためて見たいと思っていた人にとって、これはかなりうれしい動きです。田村正和さんの古畑は、放送から年月がたっても古びません。毎回、犯人役に大物ゲストが出て、事件の全貌を最初に見せたうえで、古畑がどう切り崩していくかを楽しむ。この形式が、配信時代にもよく合っています。
田村正和さんこと古畑任三郎は背景と別レイヤーです。単体の表示可能です。指をさしてこの表情のものは、この世に写真がありません。オリジナルになります。

↓こちらもどうぞ↓
ただし現状のFOD配信は「全部」ではありません
ここで大事なのが、現在フジテレビのFODでも『古畑任三郎』は見られる一方で、全話がきれいにそろっているわけではないという点です。FODには第1シリーズなどの作品ページがありますが、エピソード一覧や配信状況を追うと、長らく配信・再放送から外れている回があることが分かります。特に有名なのが、木村拓哉さんゲストの「赤か、青か」、SMAP全員が本人役で登場する「古畑任三郎 vs SMAP」、そして津川雅彦さんが出演する「再会(古い友人に会う)」などです。
なかでもSMAP回は、各配信サービスの作品ページでも「配信されていない」と整理されています。FODでも視聴対象外とされており、権利関係の事情を感じさせます。つまり「古畑任三郎はFODで全部見られる」という理解は少し違っていて、実際には“見たいのに抜けている回がある”状態が続いてきたわけです。Netflixでの配信が始まることで、この欠番状態がどうなるのかに注目している人も多いと思います。全話見たいと思った場合にはDVD-BOXかブルーレイBOXを購入するしかありません。
『古畑任三郎』は“日本版コロンボ”と呼ばれる倒叙ミステリーです
『古畑任三郎』を語るときに外せないのが、『刑事コロンボ』との共通点です。古畑は、犯人が最初から分かっていて、どうやって追い詰めるかを楽しむ倒叙ミステリーとして作られています。これはコロンボと同じ構造で、視聴者は「誰がやったか」ではなく、「どう崩れるか」「古畑がどこで違和感を拾うか」を見ます。古畑任三郎は、日本でこの形式をここまで定着させた代表作と言っていいでしょう。
ただし、まったくのコピーではありません。コロンボがくたびれた刑事像でじわじわ犯人を追い詰めるのに対し、古畑はもっと饒舌で、犯人との会話そのものに独特の芝居があります。部下の今泉慎太郎や後半の西園寺守との掛け合いもあり、日本のテレビドラマらしい軽妙さやユーモアがかなり強いです。この“コロンボ型”を、日本のスター俳優と脚本で洗練させたところに、古畑の特別さがあります。
三谷幸喜は最初、古畑役に玉置浩二さんを思い描いていたそうです
いまでは古畑任三郎=田村正和さん、という印象が強すぎますが、三谷幸喜さんは当初、別のイメージを持っていたことでも知られています。三谷さん関連の証言では、古畑というキャラクターを考えた初期段階で、玉置浩二さんを想定していたと語られています。無表情で、少し不気味で、黒い服の似合う人物像だったとも紹介されています。
ただ、結果として田村正和さんが演じたことで、古畑はもっと粋で、もっと優雅で、もっと嫌味なほど洗練された存在になりました。三谷さんの脚本があっても、田村さんでなければ今の古畑にはなっていなかったと思います。田村さんの話し方、歩き方、目線、手の動かし方までが役の一部になっていて、古畑というキャラクターは“脚本と俳優の共同作業”で完成したのだと感じます。
木村拓哉回「赤か、青か」が今も特別扱いされる理由
『古畑任三郎』の人気回を挙げるとき、木村拓哉さんが犯人を演じた第2シリーズ第4話「赤か、青か」は必ずと言っていいほど名前が出ます。フジテレビの特集でも、この回は木村拓哉さん出演の名回として紹介されていて、しかも古畑が犯人に手を上げる唯一の回として語られています。木村さん演じる犯人・林功夫の若さや傲慢さに対して、普段は冷静な古畑が感情を露わにする。そこがこの回の強さです。
この回がいまだに伝説扱いされるのは、トリックや構成だけではありません。木村拓哉さんという当時のトップスターが犯人役を務め、しかも古畑との対決が真正面から火花を散らすからです。再放送や配信の欠番として話題になることも多く、“見たいのに見づらい”ことが、かえって神回感を強めているところもあります。
津川雅彦回「再会(古い友人に会う)」は、古畑シリーズでもかなり特別な一本です
一方で、根強い人気を持つのが、津川雅彦さんゲストの第3シリーズ第5話「再会(古い友人に会う)」です。フジテレビの「神回BEST7」でもこの回は強く推されていて、ファンの間でも“かなり特別な回”として扱われています。理由のひとつは、古畑シリーズの中で唯一、殺人が未遂で終わる回だという点です。つまり古畑が事件後に犯人を追い詰めるだけでなく、悲劇そのものを止めにいくような構図になっているのです。
さらにこの回は、古畑の人間味や昔からの因縁もにじんでいて、単なる一話完結ミステリー以上の余韻があります。津川雅彦さんの犯人役も非常に重厚で、木村拓哉回のような勢いのある面白さとは別種の、しみるような名作です。だから「古畑任三郎で一番好きな回は?」という話になると、この津川雅彦回を挙げる人が多いのだと思います。
欠番回があるからこそ、古畑任三郎は余計に“全部見たい”作品になっています
Netflix配信開始で古畑が再注目されるいま、あらためて感じるのは、このシリーズが全部そろって見られること自体に価値がある作品だということです。木村拓哉回、SMAP回、津川雅彦回のように、権利や事情で見づらい回があるからこそ、ファンは余計に「完全な形で見たい」と思います。配信時代に入ってもなお、古畑任三郎は“すぐ全部見られるドラマ”ではなく、“欠けているからこそ熱が保たれるドラマ”でもあります。
そしてそれは、作品自体の力が強いからこそ成立する現象です。もし古畑がただの懐かしドラマなら、数話抜けていてもここまで惜しまれません。けれど実際には、「あの回が見たい」「あのゲスト回をもう一度」と今も具体的に名前が挙がる。Netflix配信は、その古畑熱をまた一段押し上げるきっかけになりそうです。
まとめ
古畑任三郎』は、Netflix配信開始によってまた新しく見つけられる作品になりました。一方で、現在のFOD配信には欠番回があり、木村拓哉回やSMAP回、津川雅彦回のような“見たいのに見づらい回”があるのも事実です。だからこそ、今回のNetflix配信は、古畑シリーズがどこまでそろうのかという点でも注目されています。
そして古畑任三郎の本当のすごさは、コロンボ型の倒叙ミステリーを、日本のテレビドラマとしてここまで完成させたところにあります。田村正和さんの古畑、三谷幸喜さんの脚本、毎回の豪華犯人役。この組み合わせがあったから、木村拓哉回も、津川雅彦回も、いまなお“神回”として語られ続けているのです。Netflix配信をきっかけに、また古畑を最初から見返したくなる人はかなり多いと思います。

#古畑任三郎 #古畑任三郎 Netflix #古畑任三郎 FOD #古畑任三郎 欠番 #古畑任三郎 木村拓哉 #古畑任三郎 津川雅彦 #古畑任三郎 SMAP #古畑任三郎 配信 #古畑任三郎 コロンボ #古畑任三郎 三谷幸喜 #田村正和 古畑任三郎 #古畑任三郎 再会 #古畑任三郎 赤か青か #illust #森本レオリオ #テレビ番組 #イラスト制作 #キャラクターデザイン #イラスト #イラストレーター
●本家サイト(LEOLIO.COM)森本レオリオ
http://www.leolio.com/
●似顔絵プロ(仕事で描いた似顔絵のイラストサンプルを置いています。全部じゃないです)
http://www.nigaoepro.net/(似顔絵プロ)

●イラストワーク(仕事で描いたイラストのサンプルを置いています。全部じゃないです)
https://www.illust-work.work/(イラストワーク)



コメント